スタミナの鬼!天皇賞春の歴代優勝馬達

競馬の最高峰であるG1レースの中でも歴史と伝統があって、調教師がどうしても取りたいと言われるレースに天皇賞があります。
春は京都競馬場の芝3200mで行われ、秋は東京競馬場の芝2000mで行われています。
現在は優勝賞金のほかに皇室から楯が下賜されており、天皇賞のことを「盾」と呼ぶこともあります。
1984年のグレード制導入に合わせて、秋の天皇賞の距離が2000mに短縮されています。
春夏合わせて152回ものレースが実施されていていますが、天皇賞が最初に開催されたのが1937年の「帝室御賞典」で天皇賞春は78年前の1938年(昭和13年)からになります。
記念すべき第1回は、遅咲きの「ハセパーク」が優勝馬として歴に名前を刻んでいます。
その後も続々と名馬を輩出してきましたが、1967年の優勝馬である「スピードシンボリ」は、宝塚記念や有馬記念も勝っていますが、当時では珍しく海外への長期遠征を行い、「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」と「凱旋門賞」に出走しています。
1974年の69回で優勝した「タケホープ」は、国民的人気馬の「ハイセイコー」のライバルで、皐月賞には破れて出られませんでしたが、日本ダービーと菊花賞ではハイセイコーを破って優勝しています。
1977年の75回では「テンポイント」が優勝していますが、「トウショウボーイ」と「グリーングラス」との三つ巴の戦いが歴代のレースでも特に有名で、数々の激戦を繰り広げました。
馬体の美しさから「流星の貴公子」とよばれ、たくさんの競馬ファンから愛されましたが、レース中に骨折し43日間の治療の後に、多くのファンの声援もむなしくこの世を去っています。
1985年の91回で優勝したシンボリルドルフは無敗の三冠馬として有名ですが、天皇賞春でも優勝をして国内には敵がいないと言われました。
1991年と1992年を連覇した「メジロマックイーン」は祖父の「メジロアサマ」と父の「メジロティターン」とともに親子3代制覇を成し遂げた比類なき名馬で、歴代の優勝馬の中でも最も有名です。
天皇賞春を連覇した馬は、20世紀ではメジロマックイーンしかいませんでしたが、2000年と2001年の「テイエムオペラオー」と2013年と2014年の「フェノーメノ」が連覇を果たしました。
テイエムオペラオーは「G1」6連勝を果たした名馬で、獲得賞金が18億円を超えています。
歴代の中でもこの3頭しかおらず、いかに勝つことが難しいレースかがわかります。
京都3200mで行われる天皇賞春ですが、毎年「阪神大賞典」をステップレースにすることが多く、今年もこの時期に合わせて、各陣営が出走予定馬の調教に励んでいます。

長丁場になる天皇賞春の予想はなかなか難しい物があります。
馬の距離適性、スタミナ、淀の坂への対処、騎手の腕に依存したペース配分…すべてを兼ね備えた幸運で強い馬にしか、栄冠は微笑まないでしょう。
だからこそ、予想的中の喜びもまたひとしお、是非今年こそは!と私も意気込んでいます。